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エイトレンジャー2のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

エイトレンジャー2(2014年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

人気アイドルグループ「関ジャニ∞」が各地のコンサートで戦隊パロディとして7年間にわたり上演を続けてきた名物コーナーを映画化した『エイトレンジャー』の続編である本作は、街の平和を脅かす悪の組織・ダーククルセイドの壮絶な戦いから5年後の2040年の八萬市を舞台に、市長が推進する"ゼロ・プロジェクト"によって年間犯罪率0%という驚異的な記録を達成し、救世主として祭り上げられていた落ちこぼれの青年7人による雇われヒーロー"エイトレンジャー"が、治安活動とは名ばかりの任務に就き優雅な生活を送っていた中で勃発した爆発事件と仲間の裏切りによって降り掛かってきた、新たな危機に立ち向かっていく様が描かれたものとなっていて、"ゼロ・プロジェクト"の核心に気付いたレッドがダーククルセイドに寝返ったことで市民を裏切ったテロリスト集団へとなってしまった、自身の存在意義を探し求めるエイトレンジャーの面々の心情や仲間との絆、恋愛模様などを映し出しつつ、八萬市の市長・大鶴光之助や内閣総理大臣の東浦正幸、ダーククルセイド総統・東浦一幸らの陰謀に立ち向かっていくエイトレンジャーの活躍が描かれているわけなのだが、前作よりも人間ドラマに深みは感じられましたし、エイトレンジャーのバリエーション豊かな必殺技や、何の恥じらいもなく他作品のパロディをやってのける点もまたユニークで面白かったですし、今作が初登場となる、年間約100名以上の行方不明者についての真相を追求するためヒーロー協会に秘書代理として潜入した「週刊ARAE」所属の若い女性記者・西郷純とダーククルセイドの元幹部・鬼頭桃子との因縁や、鬼頭桃子と横峯誠の関係性も展開が気になるもので、最後まで楽しめましたね。ただ、やはり前作同様に期待して観るほどのものではないですし、西郷純を演じた前田敦子の演技も気になるところ。暇つぶし程度の視聴ならばそれなりには楽しめるのでは。
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