このレビューはネタバレを含みます
思ったより深いメッセージを持った作品。ヒーローとは、また正義とはどうあるべきなのか?また、悪とは何なのかについて考えさせられる作品。
前作は「るろうに剣心」の追憶編、そして今回は「るろうに剣心」の本編。時系列もメッセージもそう考えるとピッタリ合う。
そして同時に重要なのは、悪の概念。前作のボスが今回も登場。しかし、前作とは全く違う印象。実は設定自体は変わってないんだけど。
様々なタイプの正義や悪を対比させることで、より立体的に観客にメッセージを発してくる。なかなか見応えあった。
同時に、様々な細かいネタや前田敦子の「わざとらしい」芝居が作品全体のアクセントにもなっている。こういうところは、相変わらずのセンスの良さだな~と思う。