勝沼悠

GODZILLA ゴジラの勝沼悠のレビュー・感想・評価

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)
5.0
 あのゴジラがハリウッド再映画化。

 このGODZILLAは日本の初期のゴジラをちゃんとリスペクトしていると思う。語り部の博士の名前は芹沢博士だしね。GODZILLAは神、畏怖すべき自然を象徴していて敵でも味方でもある。対峙するMUTOはカマキラス+ラドンって感じにも見えるけど、いかにもアメリカ人の考える怪獣っぽくていい対比になっている。
 原発事故を入れるのはすごいなぁ。社会派なギャレス・エドワーズ監督を起用したのは正解。
 ド派手な映画というわけではないんだけど、GODZILLAが出てくるシーンのドキドキ感は好きだなぁ。
 人間のドラマシーンが後半物足りない感はあるけど、ゴジラ映画としてはとてもよくできている。

 ハリウッドがちゃんとゴジラをつくってくれた。
勝沼悠

勝沼悠