トニー

GODZILLA ゴジラのトニーのレビュー・感想・評価

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)
4.2
核とゴジラの起源とを織り交ぜたオープニングイメージでまず泣けます。(後の設定を聞くまでは)そしてゆっくりとした下なめからのゴジラの咆哮でまた泣けます。放射熱線発動でさらに泣けます。そして、ムートーとの消耗戦の果てにお亡くなりになられたかと思いきや、再び立ち上がり、ここぞというばかりに見得を切ってやっぱり最後は海へと去って行く。このラストで号泣。。。パーフェクト!って言いたいところだけどやっぱりどうしてもゴジラ迎撃のための水爆実験だったっていう設定に納得できない。しかもゴジラ自体もそのとき既に核の脅威を身にまとっていたらしい。ということはそもそも"人間が生み出した脅威"でもなく"ゴジラ自身も被爆者である"って訳でもない。これはゴジラが伝えようとする重要なテーマの欠落なんじゃないかって思ってしまいました。戦闘シーンやゴジラ自体の作り込みが最高過ぎるだけにもったいないなと思ってしまいました。
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