前作に引き続き一気に鑑賞。監督がティム・バートンではなくなったので、人をひきつける妙味のようなものは前作の勝ち。今作は完全オリジナルなストーリーなので、前作のオチがわかりきった展開を厭うた人はこっち派になるかも。
今回のアリスの敵は女性の活躍を阻む社会。正直飽きてきたテーマだけれど、まあ大事なことは何度強調しても足らんですからね。
タイムトラベルものとしてみると、私は『アズカバンの囚人』や最近だと『サマータイムマシン・ブルース』のようなマイクロな世界観の中でパズルのように物事が解決していくタイプが好きなので、正直今作は大味。
しかしやっぱり美術とデザインが最高。ここだけで見る価値あり。またしても赤の女王城、アルチンボルド風の兵隊たちが良いですね。