ヴぇる

ヒックとドラゴン2のヴぇるのレビュー・感想・評価

ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)
3.4
全体的には悪くないし、見所も確かにある。ただ1作目とはパンチ力に欠ける所もある少し評価の難しい作品だ

まずは、空と海そして特筆すべきなのが雲とそこから覗く太陽のCGIの描写が他を圧倒し飛び抜けている。
ドリームワークスは開始数分で視聴者の心を掴む事が非常に上手いが今作もスタートは素晴らしいダッシュを決めてくれた。

次に脚本だが、これが私の予想とは全く違い驚かされた。ドラゴを説得するも失敗⇒彼の過去に触れる⇒戦闘⇒ドラゴンとの交流⇒和解というような在り来りな展開かと邪推したが、ドリームワークスの理念である子供心を持った大人に対するアプローチとしては秀逸なストーリーで1作と変わらず心を満たしてくれた。

ただ惜しむらくは戦闘シーンで、1作目同様混戦になった時に何が何だかわからない、敵味方の区別が付きづらい。また敵の手心が露骨すぎてどうにも強大な敵と言うより、都合のいい悪役という存在に思えてしまった。

総評としては、ある程度の満足感は満たしてくれるが第3作に続くほどか?と問われれば微妙な所である。
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