ち、チープすぎる……という感想が一番…。
肝心のシーンでのチープ感が本当にすごい。
即退場の役や声のみなど、あまり出番のない役にまで著名な方々を起用しているので、
総じて役者の無駄遣いとはこのこと!!という感じでした。
キャスティングにお金を使いすぎて諸々厳しかったのかな?と言う気持ちと、
監督、序盤のだるま戦あたりでやる気失っただろ…と言う気持ちが殴り合う。
設定自体はよく、血がビー玉だったり等の一部の演出は面白かったし、10年前と言うことを鑑みて各種の化け物(?)のCGもよく頑張っているとおもう、のだけど。
だるま戦でどうなるかドキドキハラハラしつつも、シ体のThe・作り物的チープさなど要所要所で雲行き怪しく、これ大丈夫か…?と感じた不安が的中、招き猫戦以降から急激にギャグ感が増していきます。
化け物自体のCGはよくても、それ以外の世界観だったりアクションはもう違和感がとんでもないし(俳優さん方よく笑わずに頑張ったよ…)、
登場人物たちも人がどんどん死ぬのに慣れすぎちゃってビビることさえ忘れいい雰囲気になっちゃったり(なんでやねん)、
序盤あれだけグロさを推しといてビームでフワァ…と消えるんかーい!!!というシーンも。(やられてるシーン、仮面ライダー見てる感覚だったよ)
兎に角ずーーーーーーーーっと映像としてのチープさが付き纏う映画で、このクオリティならわざわざ漫画から実写にする必要なかったのでは…と思ってしまう。この作品だけにいえたことではないけれど。
放映当時の、原作ファンで映画を楽しみにして、お金を払って劇場で観た方々に、色んな想いを馳せてしまった。原作未読でよかった。
最後のシーンで耐えきれず笑いました。
私は何を見せられていたんだ。
個人的にはギャグ映画です。