右京

オール・ユー・ニード・イズ・キルの右京のネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

2022/6/16
いわゆる「強くてニューゲーム」的なループもの。一緒にループしているキャラクターと脱出を目指すのはよくあるが、本作はすでにループを脱出したキャラがいるというところは新しさを感じた。ループを脱出することが目的ではないところが、設定として演出の自由度を上げている気がする。設定も気になるような矛盾はなく、基本丁寧。
構成、演出として、ループもの映画は次のステージへの進め方が下手だと途中で飽きられるのが難しいところだが、本作はそこも上手く作っていると思う。特に途中で視点をリタに変える場面は、ちょうど飽きが来る中盤でのスパイスとしてはかなり良い演出。
特にどんでん返しがあるわけでもなく、ストレートに見やすい映画でもあるので、このジャンルが好きな人にはとりあえずハマると思う。
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