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マリア狂騒曲の8bitのレビュー・感想・評価

マリア狂騒曲(2013年製作の映画)
4.0
好きなタイプの映画でした。見事に美男美女が全く出てこない自主映画のような趣ですが、それが逆に恋に狂った男の悲哀にリアリティが出ていたのかも。
ストーリー自体もよくまとまっているし、奥行きを感じさせるような空間の切り取り方を意識した画作りやカメラワークも映画的。
そしてなんといってもヒロインの水井真希ちゃんの存在が大きいです。
「キックアス」のヒットガールや「スーパー!」のボルティーを思わせるドS基地外娘を好演。
決して美少女とはいえないんですが(失礼)、ボーイッシュな声(滑舌が良くて、台詞がとても聞き取りやすかった)やコケティッシュな笑顔に相当癒されました。
くじけそうになった主人公の尻を叩き、時には自らの身体を使って奮い立たせてくれる、まさに天使のような感じで、彼女のマリアをもっと観ていたいなあと思えるほどに魅力的でした。
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