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ヴェノムの8bitのレビュー・感想・評価

ヴェノム(2018年製作の映画)
1.0
ヒーロー不在のヴィラン映画ということで、新鮮なものが観れるんじゃないかと期待していたんだけど。
なんだかいつもと変わりばえのしない、派手なだけの薄っぺらい映画。
テレ東のお昼にやっていてもおかしくない。

とにかく内容が薄すぎませんか。
ストーリーは無きに等しいし展開も雑。
アクションもVFXもありきたりすぎて驚きが全くない。
シンビオートなんてCG丸出しだし。
カーチェイスなんかもう見飽きてるし。
かといってキャラクター推しなのかと思いきや、エディとヴェノムの関係性の変化や、ライオットとの対立構造が構築されてゆく様もあまりにも雑でクライマックスにいたってもまったく感情が動かされることがありませんでした。

映画の軸となるエディとヴェノムの間に“会話”はあっても“対話”がないんです。
だからすべてが薄っぺらく感じられてしまいました。

エンドクレジット。
冒頭で“最後までご覧ください”という注意書きが出たので、トイレ我慢しながら10分近いエンドクレジットが終わるのを待った挙句に見せられるのがアレですか…。

“ヴェノン〜♪ ヴェノン〜♪”いってるエミネムの主題歌だけは気持ち悪くて良かったです。
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