八咫

ダンシング・クィーンの八咫のレビュー・感想・評価

ダンシング・クィーン(2012年製作の映画)
3.2
ファン・ジョンミン大好きなので視聴。奥さん役のオム・ジョンファも役名のまま出演。
もうファン・ジョンミンが出てるってだけで楽しいし、脚本もそれと同じくらい楽しい。こういう映画にある、一回落ちてしまうシーンもファン・ジョンミンだからっていう安心感を持って観られた。
序盤、ファン・ジョンミンとオム・ジョンファが小学生の時に出会ったシーンも素敵。オム・ジョンファが転校してきたファン・ジョンミンに民主主義がどうたら言って隣の席につかせないの、最高にマセてて良い。それが時代的に韓国に民主主義の波が吹き荒れてたから、みたいなのも良い。
『フォレスト・ガンプ』的要素もありつつ、どうやっても愛おしい家族を二人は作っていて、市長選挙に立候補するファン・ジョンミンが演説でオムジョンファの延世大学を出て主婦になったこと、夢を諦めたことの苦悩を汲んで言葉にしたのも良かった。この言葉が変に女性の人権が〜とか言わないのが良い。夫婦同士、人間同士の関係性を汲んだ言葉だったなあと。
マ・ドンソクのゲイカップルっぷりも物語に良い味を効かせていて好きだった。

ファン・ジョンミンが後の『アシュラ』の市長になると思うと胸熱です。



楽しみはドラマを観て泣くことぐらい



脚本 3.5
美術 3
演技 3.8
演出 3
チープ感のなさ 3
満足度 3.4
その他(音楽、カメラワーク)
八咫

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