八咫さんの映画レビュー・感想・評価

八咫

八咫

赦し(2022年製作の映画)

1.0

結末ありきのご都合映画。超凡作。
遺族の被害者本人へ対する愛情をもっと見せることもできたし、加害者の醜さをもっと見せることもできたはず。
なのにそれを全く感じられなかったのは演技と演出の下手さだと思う
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聖☆おにいさん 第Ⅱ紀(2019年製作の映画)

1.0

流し見用。弟子とか早く出てくればいいのに。ずっと2人は飽きた。しかし染谷顔がいい。

ロストケア(2023年製作の映画)

-

評価をつけてもいいのか。
心臓がばくばくいう。

親を殺さずに済む方法、それは親との適切な距離なのではないか。長澤まさみが母親を殺さずに済んでいることがこの答えだと。

ユンヒへ(2019年製作の映画)

4.0

やばい。本当にやばい。素敵すぎる。観れてよかった。心の底から。

昨日からの日韓シスターフッドのxでの盛り上がりでこちらが紹介されていたからfilmarksでも上の方に来ていたし、でもその前からずっと
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.4

すごい。くるものがあった。
朴正煕があんなに暴君なのに、よく朴槿恵政権が誕生したなと驚き。最近のタイ首相も最年少で女性だけど元首相の次女ということで新鮮さはなくあまり評価されてないとか。日本も総裁選で
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.5

物語というよりも、映像がもう本当に美しくそれだけで満足。
写し方といい、マギー・チャンの何度も変わるチャイナドレスといい。
その時代の香港の街並みが映し出されることは少なかったけど、その時代に生きてい
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アポカリプト(2006年製作の映画)

4.0

すごい……なんて終わり方なの。
圧巻。見事。
その雰囲気を味わいたいならベストではないか。

本当にあった時代をベースにしているとのことで、世界史やっとけばよかったなとしみじみ思う。
ちょっとマヤ文明
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.0

xで「記憶を消して、もう一度観たい傑作映画」との触れ込みだったけど終盤のチープさが絶妙すぎて、ストーリーはいいけどめちゃくちゃがっかりした。全てがチープに思えるし説得力ないなあ。

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

評価するのも如何なのかとすら思う。
実話ベースであるがゆえにあの主人公のラストをどうしてそうした、と。

この映画を撮った意味は?
ただの事件の再現Vなだけだ。
被害者遺族はこれを観てどう思うのか。
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

ずっと見ていられる心地の良い映画。
それが死の不穏さに支えられているとしても。
クィアの文脈として捉えている人もいるが、私は私の捉え方としてこの映画が映すものだけを観たい。


脚本 4
美術 4
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.0

なんだこれ??
普通に人は死ぬしシリアスであるべきなのに、コメディ要素がメインでバランスが全然取れてない。
導入も長いしなんだかな、な映画。
逆に韓国作品なのに駄作な感じが珍しい。


脚本
美術
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エリート・スクワッド(2007年製作の映画)

3.8

行政が全く機能していないのが恐ろしい。
とにかく観ればわかる。
日本もここまで分かりやすくないだけで、大なり小なり変わらない部分はあるだろうな。


脚本 3.5
美術 3.5
演技 3.5
演出 4
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ライフ(2017年製作の映画)

3.7

こうでなくっちゃ!なエンドだった。
面白かったー!楽しめた。

スリラーものとしても大変良い。
王道だからこそ楽しめた。
この時代の閉鎖空間って宇宙が一番現実味あるかもね。


脚本 3.7
美術
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ペット(2016年製作の映画)

3.6

冒険アニメとして楽しめた!
デュークの元飼い主が気になる。2で明かされるのかな?
最近見たアメリカアニメの中では一番好きかも。
ちゃんと冒険して友情深める王道ストーリーで満足。

マックスの彼女犬の声
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.7

直近、日本で共同親権が法整備されこの映画が引き合いに出されていたし、その前から気にしていた作品。

上手くいかないから離婚するのに、子供の養育を二人で担っていけるわけがないんだよね。そしてそれを第三者
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お早よう(1959年製作の映画)

3.0

流し見してた!すみません。
小津作品なら『東京物語』の方が好きかな。
もう一回ちゃんと観ます。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.7

物凄く引き込まれた。続きが気になった。

これに近い子がいる。確実に。
放置され気味な女の子って総じてああいう髪質で髪が長いよね。

ヘイリーはろくな生き方をしていない。でも彼女もムーニーと同じような
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.8

予告が流れた時から観たかった作品。
全てが丸く綺麗に収まるわけじゃないところがリアリティがあって良かった。

彼らを排除する論理はあまりにも簡単でそちら側に容易に行ける。でもだからこそ私たちができるの
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

1.0

『インファナルアフェア』には遠く及ばない駄作。本作オマージュではなく完全にアメリカ版として作っているなら本作へのリスペクトがあまりにも足りない。

本来あるはずの師弟関係や、組織から孤立したことによる
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

3.0

直前まで観てた『マザー!』があまりにもムナクソだったため絶対に安心そうなこちらを視聴。
昔から見たかったけど想像してた内容じゃなかった。てっきり本当におじさんが赤ちゃんになっちゃうかと思ってたけど。
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マザー!(2017年製作の映画)

1.8

HACHIのリチャードギアの娘役の人がこの作品のジャケットの女優に似てたから思い出して観てみたけど、正直ジャケットと本人はあまり似てない。

フィルマのコメントを拝見して途中からは解説を見ながら進めた
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HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)

2.6

号泣ってほどでもないけど最後は泣いてしまった。私涙脆いので。
全体的に作りは安っぽく感じる。全部がセットみたいな邦画っぽさがある。リチャードギアが出てることでそれが緩和されてるけど、ほんの少しだけ。
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.7

U-NEXT『好きにならずにいられない』のオススメで出てきた作品。評価が高いので観てみたら結構よかった。

外山滋比古『思考の整理学』にもあるように、掛け算すると新しいものが生まれる。
今回の場合は乳
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.6

途中まではフーシの健気さがつらかったけど、彼がシェヴンの家に不法侵入してからは絶対に奴に同情できないわって思った。
少し優しくされると相手も自分に気があるんじゃないかってなって付け上がった行為をするチ
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ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.5

ミニオンだけの方が楽しめた!
可愛いけど声もっと可愛いのが希望。
よく園児たちが寄ってたかって騒いでるのをミニオンズみたいってコメントがあってそれを見たくて観たけど、子供の方が純粋に可愛さで言えば勝っ
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怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

3.0

ミニオンズ見るために鑑賞。早く彼らだけの映画が観たい。

初登場の女性キャラが物語の始めで微妙なのどうにかならないのかね?

アニメーションとしては普通によかった。


脚本
美術
演技
演出
チー
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怪盗グルーの月泥棒 3D(2010年製作の映画)

3.2

ミニオンズ観ようとしたら、この映画から始めるべし、とのことだったので視聴。
最初は養女3人の子憎たらしさにあまり好きにはなれなかったんだけど、いつのまにか育まれた絆でグルーが親として愛情を持ったところ
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.8

なんていう衝撃。
最後予想もしなかった。
立ち向かえる女性が、その立ち向かい方をする。それも選択肢の一つである。
たしかに疑わしきは罰せず、かもしれないけどギリシャへ行ったことの信憑性をホテルの台帳だ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

5.0

これは観てよかった。
21,22才ぐらいの時に見てたらもっと感情が揺さぶられすぎてダメになっちゃうんじゃないかとすら思う。

初めて車を運転した時のあの感じとか、伝えたいのに冷戦状態で伝えられなくて、
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.8

面白かったー。これが実話なのがすごいよ。
アメリカの映画だけど、アメリカの醜さ野蛮さを最初に伝えてるところは良心的。

アメリカ大使館人質事件が起きてる最中も鎖国状態にならずに航空機がばんばん飛んでた
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オアシス(2002年製作の映画)

3.5

うわあ、これどうすんの……。評価しづらすぎる。岬の妹みたいな。
だってそもそもが合意のない中で始まって、最後は合意があったけどなしとされて逮捕されてる感じ自業自得じゃんってすごい思ったな。

脳性麻痺
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.8

亡き祖父が観た映画。その時どうしても観たい、今となってはしょうもない映画があって、それを祖父母に連れて行ってもらったんだけど、祖母はその映画を私と観て祖父はこれを観ていた。それが記憶にあって、いざ観よ>>続きを読む

ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男(2018年製作の映画)

3.0

タイトルからして超B級かと思ってたのにそうでもなかった。むしろハードボイルド寄り。
ビッグフットのシーンでそれがあまりにもチープで唯一そこでB級を担保してくれてる感じ。
B級映画を観たかったのにそこが
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.8

エピローグが一番来た。
このホテルで亡くなった方の大半が、客を守るために残った従業員であった、と。
欧米憎しの思想犯のようだけど、結局亡くなったのが現地の富裕層ではない人たちって。

犯人が悪いのは言
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