ずっとずっと観たいと思ってて、やっと観た。映画を観てこんなに泣いてしまったの久しぶり。愛情でいっぱいなのに、悲しすぎる物語。
ルディの言葉が、叫びが一つ一つ全て心に刺さった。マルコのどんな輝きにも負けない人の心を温かくするような優しい笑顔をずっと見ていたかった。
『一人の人生の話しだぞ、あんたらが気にも留めない人生だ』
なんて悲痛な叫びなんだろう。
なぜ、人と人が愛し合った末にその愛に誓いを立て、愛する相手と子供を育て、家庭を持つことについての可否を裁判所で争う必要があるのか、他人の判断や容認がなければないのか。
ストレートじゃないからって子供に悪い影響を与えるわけがない。レイシストこそが、子供に悪い影響を与えるはず。
ハッピーエンドが好きなマルコには、ハッピーエンドが訪れてほしかった。
もう一度、ルディとポールとアシュリーとドーナツをお腹いっぱい食べて、あの笑顔を見せてほしかった。
『スパイキッズ』シリーズでアラン・カミングを知ってから色んな作品で彼の演技を観たけどやっぱり本当に素晴らしい。