このレビューはネタバレを含みます
救いようがあるはずなのに、救いようのない話だなと思った。
偏見とかそういう眼鏡を外して本質を考えれば救えたはずの人間を、すごくどうでもいい「人と違うから」という非常にアホらしい考え方で趣旨のズレた裁判をし、誤った判断の司法取引をしたことによって救えなかったってまじで救いようがない。
それを訴えてる作品なんだろうな。
そして世の中こんな救いようのないことばっかりなんだろうな。
でも一方で思ったのが、自分は時代的にLGBTに対してまだ理解を示そうとする時代に生まれてきたから良かったけど、そうじゃない時代に生まれて育っていたらいわゆるLGBTに対して違和感を持つ人間になってたのかもしれない。まじで良かった、今に生まれ育って。