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同性愛のカップルとダウン症の子供。
今よりももっと同性愛への偏見が強かった時代のお話しでした。
アラン・カミング演じるルディは母性の強い人で優しい雰囲気のキュートな人。
検事局員ポールと出会い愛を育みます。
あらゆる偏見が2人を襲ってきます。
裁判の場面が秀逸。
ポールの言葉にハッとした。
ただ普通の人と同じの権利を主張してるだけなのに…
そして胸の痛む結末には涙…
司法はあくまでマジョリティだけの物なのか？平等とは？と深く考えさせられた。
ちょっと不満だったのは視点。
2人はマイノリティであるが、マルコや母親もマイノリティであり、こちらの視点も今の多様性な時代の映画ならもっと深く掘り下げて作られた気がします。
この映画はアラン・カミングの演技力に尽きる。慈愛に満ちた表情と悲しみの歌声が胸に残ります。
マルコとルディの2人の笑顔が可愛くて好きだった…
この時代から現代へと価値観や変化した物もあるけど、やっぱり"偏見"は変わらずあるような気がします。
せめてこの映画みた私は偏見はしないようにしよう。
誰かの小さなドーナツを奪ってしまうかもしれないもの。
映画を観る事は人生の勉強になると思う久々の名作でした！
