ヨシダ

チョコレートドーナツのヨシダのネタバレレビュー・内容・結末

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

filmarksで記録をつけてから100作目ということで、前から観たかったこの作品を見ることにしました。

事実の基づくゲイのカップルがダウン症の子供を引き取ろうとするという、ただそれだけの話で、何も難しい事はないはずなのに、人はどうして自分と違うものを差別し、攻撃するのでしょう。
2人が望んだのはマルコと過ごす幸せな生活で、マルコが望んだのはハッピーエンドだったはずなのに…。

最後にアランカミングが歌うThe bandの「I shall be released」のカヴァー。誰もが幸せになれるように、差別や偏見なんてものは全てなくなればいいのに、なんて正義感面をしてしまいたくなるほどに現実は残酷です。

この物語の胸糞悪いところは、2人が引き取れば円満に解決する問題を法という正義が邪魔をするところです。
最後の手紙を裁判に携わった人が読むシーンのそれぞれの表情こそ、この物語の全てではないかと思われます。
ヨシダ

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