りりり

チョコレートドーナツのりりりのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
1.9
記録し忘れ。

いーっぱい伝えたい事があって
ゲイの話も
ダウン症の話も
虐待も
法という壁も
愛も
家族も

なーんか全ての輪郭が曖昧だった。

決して悪い作品ではないの。
解る。解るんだ、よ。
ただ、

きっと孤独だった主人公が
孤独な少年と出会って
それが運命の出会いで(薄っぺらい表現だなぁ)
絆が生まれて…
一方その頃、恋に落ちて…

ていうところの
スピードが私には早くて。

説明が欲しいんじゃないんだけど。
何か。何か。

いや、否定じゃないんだ。
だけど
テーマが多くて
その分、葛藤が分散していて
繋がってるんだけど
一つ一つをまず私は掘り下げたくて。

全てが中途半端にみえてしまった。


そして
ラストがどうしても
脚本として気に入らなくて。

あんまり
登場人物を無下にして欲しくないんです。
こういう事がありました。
で、終わらせて欲しくないんです。

なんだろな。
あの描き方って、
登場人物をアイテムとしか思ってないっていうか。

このストーリーには
こういう境遇で、こういう子がラストにこうなると悲しいよね。
的な。

登場人物が物語を動かすっていうより
物語の為に、登場人物を作る。みたいな?

うまく言えないんだけどさ。
…ちょっとこれは
別の所で発散しよう。

とにかく
私としてはイマイチな作品でした。

予告が流れてた当初、
絶対に観るーー!
って決めてたんだけどな。
時間も経っちゃったし、内容も…うん。って感じだったから
残念でした。
りりり

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