このレビューはネタバレを含みます
見え隠れする希望の光に、切なさが溢れて止まらない映画
同性愛への差別に、家庭内での子供の低い立ち位置、ドラッグの不必要性、などあらゆる問題が散りばめられていた。
自分よりも相手を想い行動できる人、自分の利益の為に人を安易に傷つける人。この双方の想いとバックグラウンドが喧嘩した結果の、バットエンド。
正義とは?守るべきものとは?
これらの問いに答えを出すことは、難しくも絶対に考えることをやめてはいけないと思った。
マルコ自身になりきってこの映画を見ると、やりきれないどうしようもない現実に、怒りよりも悲しみに押し潰された。