NobumitsuNisida

チョコレートドーナツのNobumitsuNisidaのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.6
よく実話に基づいてないから駄作だとか実話詐欺だとか批判があるけど、胸に突き刺さるコトがあれば、フィクションでもそれが真実だろうと思う。
こういう社会の部分は、アメリカでも日本でも存在するでしょう。
目を背けずに見てほしい。
DVが社会で起きているにも関わらず、それを解決しようとしても解決しようとする者が社会で偏見の檻に閉じ込められる。
偏見にさらされた人も世間で上手く立ち回らなきゃいけないから、その中でキャラを作っていかなきゃいけない。
“まともであること”は必ずしも生物学的前提が優位であるとは限らない。
やはり、その人と人との間にある愛だ。
愛という日本語にはぼかしが入るからあえて3つに分けよう。フィロス、エロス、アガペーだ。エロスがなくてもフィロスは存在するし、アガペーを信じていなくたってフィロスは存在する。エロスがなくてもそこに確かな”愛”は存在するのだ。それを虐げてしまう社会はまともなのだろうか。
てなことを考えさせてくれる映画でした。
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