Rea

プリズナーズのReaのレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
3.8
事件自体も如何にもアメリカって感じな胸糞悪いものだけど、それだけにリアリスティックで緊張感が凄まじく、真相がなかなか見えないところもサスペンスとして非常に見応えがありました。倫理とは、信仰とは、正義とは、人の善性とは何なのか、鋭いナイフを喉元に突きつけられているような感覚。偽善だけでは済ませられないが、そこにある境界線を越えさせるものは何なのか。登場人物たちはみんなそれぞれprisonersであるということ。色々と考えさせられ、余韻が強く深く残ります。

ヒュー・ジャックマンの熱演もさることながらジェイクはまたここにも偉大な功績を残しているな、と。彼が演じた刑事はとても魅力的だったと思う。
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