なつこ

プリズナーズのなつこのレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
3.6
追い詰められた人間達。
緩むことなく張りつめた緊張感。
サスペンスであり、人の業を描いた作品。

誘拐された娘を見つけ出したい、その強い思いと共にケラーに生まれた狂気。でもそこにはキリスト教徒である彼の葛藤も見え隠れする。
一線を超えてしまったケラーよりも、それを知っていて止めずに傍観する夫婦の方が、私には罪深く感じました。

犯人の神への挑戦、のんだくれ神父、ケラーの信仰心、宗教的な事をよく分かってる人が観たら、もっと別の見方が出来るのかもしれないですね。

第一容疑者に関してはまさかの伏線でした。彼にとって、これまでの人生ってなんだったんでしょう。
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