純粋にとても良かった！
前編でも思いましたが、脚本＆構成が上手い。バッサリ切るところと早送りするところが的確というか。
ダイジェスト感があまりなく、でもちゃんと登場人物は揃ってるし本筋もちゃんとある。
デストピア感は出しつつも、前編と乖離することも矛盾もなく、しっかり2人のところに着地してくれて、大満足です。
個人的にサブキャラが結構大事なセリフとかメタファーだったりすると感じてたので、総理が歩道で本音を言って一服するシーンとか、ブサ犬との会話とか、ひろしくんのセリフはもちろんだけど、そういうのがしっかり残ってるのも納得の材料だった。
原作は爆発後〜終わり方が、個人的に「わかるんだけど…うーん、おんたんと門出の物語じゃないの？」って感じだったので、後編は不安もあって先延ばしにしちゃってたんです。そしたら、先日上司に「後編観てないの？！めっちゃ良かったよ！早く観て」って言われて。私がデデデデ薦めたんですけどね笑
関心領域が現代の人々を描いてるとよく言われてますが、今作もそうですよね。
偏見と思い込み、権力と自己中、行き過ぎた正義…表現は違えど、みんな一度自分ごととして考えるべき事がたくさん描かれている。
気になってる人は、結末は違うけど原作より分かりやすいので、騙されたと思ってご覧ください！
ボヤき→グッズで大場くんの着てたイソベやんTシャツコレクション出して欲しい…どれも可愛い！
