あおい

プリズナーズのあおいのネタバレレビュー・内容・結末

プリズナーズ(2013年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

降り止まない雨やぼろぼろの廃墟、田舎町の閉塞感…といや〜な空気が重くのしかかる映画でしたが、それゆえ最後まで緊迫感は薄れませんでした。
普段は爽やかサービスマンのヒュー・ジャックマンがポール・ダノ(この人のなんとも言えない魅力は何なんだろう、めっちゃ好きです笑)をボコボコにするシーンなども手伝って、鑑賞後は「こんなしんどい映画もういいわ!疲れた!」となりましたが…(笑)

それでも、怪しい人物や伏線要素が次々と出て来るので、ジェイク・ギレンホールと一緒に頭を抱える自分がいたり、見終わってから解説サイトを見る自分がいたりと、すっかり制作側の術中にハマっていたようです。…はい、疲れたとか言いつつ実は2回観ました。笑

神への信仰について所々言及されていて、なんならこの作品のテーマでもあると思うのですが、こういう宗教が絡んだ映画を見る度に信仰心について色々考えさせられます。価値観の違いなんかを学ぶツールとしても、やはり映画って素晴らしいですよね。

あ、最後に小言を言うとすれば…
「ヒューよ、そのたくましい体があれば、老婆の言いなりにならなくとも力ずくで何とかできたやろ!モヤモヤ!!」
ですね(笑)まぁ、子供の命がかかってるとなると、思い切った行為はできないか。。
あおい

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