このレビューはネタバレを含みます
“規則正しく生きすぎる社不” アスペルガー症候群の青年シモン。好きなものは〈兄〉と〈不変〉。友達も恋人もいらない。関係も感情も変化が起きてしまうから。
無○様「凡ゆる変化は殆どの場合“劣化”だ 」
(ゲフンゲフン ..)
好きなものは丸いもの。丸は永遠に丸いまま。この世の全ては方程式の中で、定めたルーティンの中で、収まらなければならない。そうすれば何もかも正解だ、必ず上手くいく。
.. はずなのに、、
僕は正しく過ごしてるだけなのに、そのせいで兄は恋人に振られてしまった。僕には兄が必要、兄には恋人が必要。僕らと波長の合う『完璧な恋人』を僕なら見つけられる‼︎
ものすごく丁寧に真面目に一生懸命生きてるだけなのに、世間から見れば僕の行動の全てが(ズレている) (暴走している) (余計なお節介) 。 反発し合ってしまう。
僕は変わらない。君が変われば良くなる.
(語弊のある言い方になるけど)健常者には観ていてあまりにもイライラしまくってしまうシモンの言動のすべて。でもだんだん、周りを巻き込み空回りしていく不器用な一生懸命を感じてきて、微笑ましくなってくる自分がいた。
磁石とおなじ。正反対は惹かれ合う.
格言すぎるなぁ名セリフ過ぎるなあ。
捉え方や扱い方を間違えばただの傲慢ただの頑固で終わってしまう諸刃ではあるけど、間違いなくいろんな事象に当てはまるフレーズ過ぎる、、
観始めてから、人によってはイライラする場面が多くてストレスになるかもしれないし、逆に全く何も引っかからず穏やかに見守れるかもしれない物語。どちらにせよ最終的には、やさしい気持ちで観終わることのできる映画。
生き方とか認識の差とか、いろいろ考えさせられた。 意外と女の子はこの映画を 好きな映画 に入れそうな気がしている。きっと男女で感じ方も捉え方もちがってくる