椋太

2つ目の窓の椋太のレビュー・感想・評価

2つ目の窓(2014年製作の映画)
3.3
神の島は,全く遠いわけではないが,近くもない.魂の島、死の島、人らしさの無い島.原始的感覚は個人的に現実味がない.でも,アニミズムや自然崇拝が自分の感覚とは近く,憧れを感じる.人の死を送り出すさびしい賑やかさは,非常に人間味のある温かさを感じた.等身大に描かれた情景たちは,ただ,そこにある無常を映していて,微笑ましい.

自然と共に過ごす謙虚な人生は憧れであるけど、 個を埋没させたくない思いが常にある.本当でいたいという想いから、バランスを取るのが難しい.
椋太

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