桃龍

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札の桃龍のレビュー・感想・評価

3.5
オリヴィエ・ダアン監督の、世紀の女性3部作の1つ。
その一生を描いた『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』『エディット・ピアフ愛の讃歌』とは違い、ある数ヶ月間に絞って描かれている。
このときグレイスは、モナコを救うために大公妃として、ハリウッドとは比べものにならない重要な"役"を演じる。
ヒッチコックやマリア・カラスも出てきて面白い。
ニコール・キッドマンのキャスティングには納得。クラシカルなポルシェで飛ばすシーンは、描かれないラストの暗示だろう。
ただし、直前に『グレース・ケリー 公妃の生涯』で見た実際の大公に比べると、ティム・ロスはちょっと違うかな。もっとお坊っちゃん?
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