ランボーでありたい

鮮血ピエロの惨劇のランボーでありたいのネタバレレビュー・内容・結末

鮮血ピエロの惨劇(2014年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

3組の家にメッセージとともにビデオカメラが送られてくる。『すべてを撮り続けろ』懸賞のプレゼントかとはしゃぐ面々だがなにやらおかしい・・・。
変則ホームインベージョンPOVホラー
ユニバーサルの劇場未公開ホラーを6作パッケージした”絶叫シリーズ”の1本
監督は「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」のブライアン・ベルティノ。製作は最近ホラーを量産しまくっているジェイソン・ブラム。

ホームインベージョン系のホラーはここのところ増えてきてPOV視点の作品も出てくるだろうと思ってた。監督の前作「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」は実話をベースにしたホームインベージョンホラーで、近年の仮面被った謎の訪問者ブームの先駆け的作品といっていいだろう。それは認める。だが今作はダメや。
3組に強制的のビデオを撮影させそれぞれの登場人物をラストにリンクさせるっていう発想はいいと思う。でも作品のオチ・透けて見える製作者のメッセージがホント苦手な映画でした。
この映画のシチュエーションを実現させるためだけに時代設定を1995年にするという腐った根性にもイライラ。携帯あったらこの話なりたたないもんね。VHSの荒い画質も出したかったのかな?
子供が犯人っていうオチも「正体不明 THEM/ゼム」があったしなぁ。あれも実話ベースらしいからなんか許せたけど。
これは『犯人は誰?目的はなに?』で話を引っ張っていただけに、犯人ガキどもの顔見せられても「んんっ?だから誰?目的は?」としか思わんよ!!”被害者思ってた奴が犯人”ネタなんだろうが下手すぎだろ!!
原題は「MOCKINGBIRD」。”マネシツグミ”という鳥の事のようで、向こうの子守唄にも登場する大変ポピュラーな鳥さん。他の鳥の鳴き声を真似するのがうまい鳥みたい。
うーん・・・。子供はなんにでも影響されるからホラー見せたり、昨今のカメラでなんでも撮れる状況を気をつけろって事?
”ホラー映画規制”とか”有害図書” ”ゲーム脳”とか言ってる奴らの気持ち悪い理屈っぽくてホント嫌なんですけど。ふざけんなよマジで!!
アメリカでも劇場公開されなかったというのも納得。