良かった〜ほっこりした〜
"ダンカン"
アメリカではどうやらこの名がオタク臭ぷんぷんらしい。そんな名前を持つ主人公ダンカンは14歳の夏に母の再婚相手である父の別荘へ行くことになる。陰気なダンカンは海やリゾートと言った場所やその周りで過ごす陽気な人達に嫌気がさしていた。この場から一刻も抜け出したい彼は倉庫からチャリを見つけ出してただひたすら漕いで漕いで漕ぎまくった。そして辿り着いたのが"ウォーターウィズ"というプール施設。ダンカンはこの施設の館長であるオーウェンに気に入られてプール施設でバイトをすることになるが、ここで起きる非日常な生活に彼は自分の居場所を見つける。家族という息詰まる関係と自分の居場所を見つけたプール施設。この二つを行き交うことで起きる出来事は彼を一回り成長へと飛び立つ最低で最高の夏の青春物語である。
子供は親の問題に敏感だ。だから尚更気になるし良くも悪くも影響を受けやすいだろう。その描写が今作で上手に表現されているところがいい。特にスティーブカレルのデリケートの全くない嫌な父役とトニコレット？のあの思春期真っ盛りな引きこもり役が最高に引き立たせていた。
それとこの映画の良かったのが挿入歌。チャリ乗って現状から飛び出すところとかパーティでみんな踊るところもちょうど良かった。内容も派手過ぎない演出とかが見ていて心地良かった〜
俺も海よりプール派ってのは内緒。
ロケーションは俄然前者だけど(^^)
