れー

やさしい本泥棒のれーのレビュー・感想・評価

やさしい本泥棒(2013年製作の映画)
4.8
人間らしい行動をすると、それを間違いだとされる戦争。
それでも私たちは人間で、その行動や感情の美しさを知っている。
ボタンひとつで破壊されてしまう、でもそこには決して壊してはいけない私たちが尊うべきものがある。

空襲のなか、アコーディオンを弾くパパの暖かさや、マックスが元気になったことを素直に伝えきれないママの不器用な愛。ルーディの真っ直ぐな心。

私たちが人間らしさを忘れないよう、この映画は伝えてくれているような気がします。
れー

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