このレビューはネタバレを含みます
頭の中、あるあるー!って感じ。
めちゃわかりみ深かったです。
実はあんまり魅力を感じてない映画でしたが、まぁまぁ面白かったです。共感できることがたくさんあった。
お父さんとお母さんの脳内の中継?の部分、ぷぷwっと、おもしろかった。
ヨロコビが司令塔になかなか戻れなくて、ストーリー全体で見ると結構ダークな、心(脳内)の葛藤を描いてるんだけど、全編に渡る感覚の比喩が面白かった!不要なものが機械の中で形を失って圧縮されて簡素化されていくのとか、寝ている時の感情の整理や夢のことなど。この映画、心理学とか脳科学の勉強にもなりそう。そういう分野のプロフェッショナルな人たちの感想聞いてみたいと思った。
あとやっぱりゾウ?のキャラクターがたまらん!!ヨロコビを救うために忘れられていく…。ウルっときました。実際に自分が小さい頃に脳内で作った架空の友達のことを思い出してしまった。たまには思い出して、脳内で遊んであげようと思いました。笑
カナシミが最初鬱陶しくてやだったんですけど、過去の思い出が悲しいものになっていくのとか、カナシミも(もちろん他の感情も)、それぞれ大事なものなんだと、ためになる系の映画でした。自分の心と照らし合わせて考えられる、いい映画なんじゃないかな!と思いました。
悲しいとかムカつくとかの感情は抑えられないものだから、自分がどう感じたかは大切にして、でもそのあとどう考えるかを大事にしないとね、っていうメッセージがあったらもっとよかったんじゃかい!?と思って、そう考えるとタイトルはインサイドヘッドというよりインサイドハートなんじゃない!?って気もしました。
しかしヨロコビが司令塔に戻る時、脳内ボーイフレンドを量産して人間ハシゴ?みたいにするところはなんで??って感じでした。