unknown

インサイド・ヘッドのunknownのネタバレレビュー・内容・結末

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

「楽しい」「面白い」ってよりは良い映画の分類に思う。
主人公ライリーの心理的不安や葛藤とかを乗り越えての成長をユニークなキャラたちのドタバタコメディ的のりで描いてる。
それだけに現実での話が重い。ギャップが大きすぎて笑いにくい。

小さいお子さんだと内容とかよりキャラや脳内の世界観ではしゃげるだろうがちょっと年齢層あがると重い現実も理解するだろうし、ラストのジョイのサッドネスに対する感情の機微や変化による解決なんか子供にどこまで理解されるのかと観てて疑問に思う。

アナ雪やベイマックスとは打って変わってターゲット層が変わった印象。

物語自体はよくあるネタの脳内会議をよくぞここまで広げて世界観を構築したなぁと素直に関心。
実際の心理的なメカニズムなんかを上手く演出して「なるほど」と思うし
ロケットの複線回収は良く出来ててちゃんと感動シーンも入れてくる。
主人公以外の脳内にもそれぞれいて見た目や司令塔でその人の個性を表しているのは面白かった。
設定から演出まで丁寧に作られてるのが良くわかる。


すごく良く出来てるんだけど本編以外で台無しだったのが残念。
開始から予告→ドリカム→ショートフィルムで30分。

まず、ドリカムのイメージソングと共に赤ちゃん・子供・親子・カップルなどの写真をたれ流す。
これ観て誰が楽しいのか。。。
大人の事情丸出しのやっつけ仕事みたいなクオリティが余計に興醒め。
せめてやるならちゃんと作れよと、場所も本編の家族愛とかを見せたエンディング後だろ。

ショートフィルムは今までのようなワクワク感も無く先も読めるしキャラに魅力も感じなかったと個人的に退屈だった。
その前のイメージフィルムも手伝ってるとは思うけど。


原題:INSIDE OUT (裏返し、裏表)
邦題:INSIDE HEAD (頭の中)

ジョイとサッドネスの関係性を表してたんだろうが随分と意味が変わったなぁ。
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