松トー屋

インサイド・ヘッドの松トー屋のネタバレレビュー・内容・結末

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

20年間研ぎ澄ませてきたピクサーの総合的なストーリーテリング力の集大成。普通映画一本に込められるテーマがこの映画に3つ4つ詰まっているんだけど、それが何の問題のない、引っ越しを経験した11歳の子供の2・3日の内なる葛藤で描かれる。アニメーションの凄さ(主要感情の五人の粒子感の表現とか普通にすごい)もさることながら、こんな話を成立させちゃうお話の発想力と構築力がピクサーの真価だと思う。てかこの映画のアイデア自体頭がおかしいよ。脳内の構造における様々な概念を全編を通して何の破綻もなく象徴化していくのだから。抽象思考を工場で表現したシーンとかは発想が特に異常。脱出の仕方も最高。声優も抜群だったなー。ビルヘイダーは期待通りだったし、joyのウザさ(joyを完全にウザい奴として描いてるのも流石)、sadnessの声のかすれ具合も良い。
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