ダニエルボンド第4作、シリーズ24作目。
アバンタイトルのロングショットからのアクションは相変わらずワクワクさせてくれる演出。
オープニングはサムスミスで映像との相性もバッチリ!とにかく最高の一言。
そして今回は何と言ってもブロフェルドの登場。
そして演じるのはクリストフヴァルツと、もう上がるしかない最高の設定!
とにかく素晴らしい!あの会議室のシーンまでは…。
前作スカイフォールの影響もあるのだが、その後はアクションも派手さばかりで正直退屈な展開。
ミスターホワイト繋がりで前2作の親玉がブロフェルドという設定はいいのだが、スカイフォールの強敵シルヴァも部下という事にしてしまうとチープになってしまう。更にブロフェルドが義兄弟的存在というのも、ダニエルボンドのリアリティな世界観からかけ離れたものになってしまっているのがとても残念だ。
ダニエルボンド以前の従来のボンド像に戻そうとした意思が見受けられるが、せっかく積み上げてきたキャラクター造形を中途半端に壊してしまったのがもったいない。ここまできたのだから、濡れ場や秘密兵器は前作同様最小限の味付け程度にするべきだと思う。
せっかくスペクターを手に入れたのであればダニエルならではの世界でもう少し温めて世に送り出して欲しかった…という個人的にがっかりな作品。
てかあれでスペクターのアジト吹っ飛んじゃったよ!
もう一言ですよ…弱すぎワロタ
2015.12.15-
★★