DaigoNoto

007 スペクターのDaigoNotoのレビュー・感想・評価

007 スペクター(2015年製作の映画)
4.6
この作品は007シリーズの24作目です。全体的な感想としては、ボンド映画が帰ってきたなと思いました。それは特にオープニングシークエンスで感じました(その他にいろいろありますが)。死者の日の衣装や列車内でのシーンで、ボンド愛が伝わりました。

今作ではMI5も登場し、前作での社会情勢も引き継いでいるので、政治的なシーンも描かれていてよかったです。タイトルからわからように、遂にあの組織が出てきてファンとしてはうれしかったです。今作でもボンドの過去も絡めながらで、映画ではこれまで描かれてこられなかった要素もあり良かったです。

アクションシーンなども前作とは少し雰囲気を変えて、これまでのボンド映画らしさも感じられて良かったです。

久しぶりに人間ボンドが描かれていて、こういうボンドもありかなと思いました。悪役を演じたクリストフ・ヴァルツの演技は、言動であるほど悪を表現できるのだなと思いました。ボンド映画史上最高の悪者だったと思います。
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