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007 スペクターの斜線のレビュー・感想・評価

007 スペクター(2015年製作の映画)
3.0

列車内を散々破壊しながら格闘して、銃ぶっ放したりなんやかんやあった貴重なアイスピックやビール樽を5本も犠牲にしながら熊さん男性をなんとか追い出した後にレア・セドゥがボンドに尋ねる。
「この後は?」
もうなんかスパイ映画全体から「わかってるよなぁ!」と言われた感じ、お約束、観客全員速攻で察するベッドシーン。爆笑。高高度のギャグ。愛してるわ。

「アンチ且つ童貞からみた村上春樹」に通ずる女といい雰囲気になる状況の不可解さはボンド特有のスキルだとして流せるが、クリストフ・ヴァルツがとんでもなくボスオーラ溢れる俳優であるが故に、仕掛けの幼稚さとか、その割に手が掛かってるとことか、お前暇なんか!って感じで若干の冷笑。

とはいえメキシコでのOPから始まり、
ローマでの会合からのカーチェイスなど
高級感っぽいものを醸し出しつつも少し砕けたこの雰囲気は殊にダニエル・クレイグの007にしか出せないものだと思うし、何しろレア・セドゥがエロい。
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