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マッドマックス 怒りのデス・ロードのmaiのレビュー・感想・評価

3.7
まさにエンタメ!
クライマックス級のど迫力アクションが全編に渡って流れるという(良い意味での)狂いっぷりが最高に効いてます!

ストーリーは至ってシンプルで、独裁者イモータン・ジョーの国から逃走する主人公達を追った映画です。

ストーリーがシンプルだからこそ、アクションの魅力が光る作品になっていました。
この映画の前だと、突っ込みたくなる部分は簡単に無視できてしまって、語りたい云々の前に語彙力がなくなってしまいます。笑
それくらい、カーアクションや素手での格闘・ビジュアルに凝った作品でした。
冒頭から展開される、デザインの凝った衣装の数々に、一気に世界観に吸い込まれていき、そしてすぐに始まる「あれ?これクライマックスじゃないよね?」と錯覚するようなド派手なアクション。
そのあたりで「この映画、出オチとかじゃないよね?」と不安になったのもつかの間…もう息つく間もなくずっとクライマックスばりのアクションが続きます。むしろ、アクションのないシーンって集めたら10分にも満たないんじゃないか?くらいです。

もう兎にも角にも、製作陣がいかにワクワクしながら作り上げてくれたかが窺い知れる作品でした。

トム・ハーディの、しゃがれ声の無骨な男性像もカッコいいし、シャーリーズ・セロンの強い女性像も惚れ惚れします。
ニコラス・ホルト(『女王陛下のお気に入り』でも白塗りしてたし…ゾンビ映画もしてたし…彼は個性的な役どころが多いですね。笑)もカッコいいし…この映画の魅力として「各々がキャラ立ちしてる」というのも挙げられるなと思いました。
子産み女それぞれにも個性があって、無駄なキャラが1人もいないんですよね。

もう何から何まで最高としか言えないくらいの出来です!
2時間ぶっ続けでかなり絵面的にもハードなアクションを見るので、心して見なきゃいけませんが、そのかわり見始めると息つく間も与えてくれないくらいに映画にのめり込ませてくれます。

最強のエンタメ映画でした!
mai

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