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思い出のマーニーのtjwattのネタバレレビュー・内容・結末

思い出のマーニー(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

平成初期生まれのジブリ再履修。(これは未履修)

私にとってのジブリは宮崎、高畑なので麻呂の作品は、、と気にも留めてなかった公開当時の記憶。

現実と空想が入り混じる展開が、ちょうどいい尺で切り替わるので飽きない。

おばちゃんが「あんなちゃんは愛想が良くて、挨拶もできて〜」みたいなセリフを言うシーンが怖い。あれ今まで見てたのは何だった?となる。
最初と最後の育ての親との関係性を見ても、愛想が良いと言う感じはしない。
空想に空想を重ねたもの?

マーニーを忘れると、あんなはいい子になって(ネガティヴな性格じゃなくなって)思い出すと元に戻るとしたら、それは呪いなんじゃないかと。

身寄りがいなくなってしまう呪いが続くけど、これは背負って前を向け。忘れるな、私はここにいる。

絵は元の場所に戻しておくね。ってさやかが言うけど、それ大丈夫なの?

一夏の間に自分の過去を知り、少女の空想の中で成長するストーリーの裏に、逃れられない血縁による呪いが隠されている。

面白かった!
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