カロサチ

思い出のマーニーのカロサチのネタバレレビュー・内容・結末

思い出のマーニー(2014年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ありきたりな表現だけど、『大人も子どもも楽しめる』。なんだかんだ、やっぱりジブリ。

思いっきり現代劇だし、ヒロインが最初やたらと卑屈だし、なんだかなぁと思いきや、療養先に着いて車に揺られるシーン、食事のシーン、階段から転げ落ちるヒロイン、思わずニンマリしてしまうジブリ感。笑

マーニーと出会ってからのヒロインのマーニーに対する執着、依存は見てる分には気味が悪かったけど、血が繋がっていたからこそといえばそういうもんなのかな。

後半、杏奈が熱を出して夢でマーニーに怒りをぶつけるシーンは、そのまんま杏奈の実母や祖母との対峙なんだなぁとか、いろいろ考えさせられておもしろいけど、こどもが見る分には『マーニーはおばけなのかな?あ、杏奈のおばあちゃんだったんだ!』みたいにフツウに楽しめるちょっとしたミステリー作品かな。

コピーの『あなたのことが大すき』の『すき』があえて平仮名だったり、永遠じゃなくて『永久』を多用したり、細かい言葉選びが印象的だったなぁ。
カロサチ

カロサチ