大傑作！ 映画がはじまるやいなや犯罪研究家の秘書が殺され、死んだはずの研究家の愛人が帰還し、その女の夫だと言い張る男の登場で頭が混乱しつつも謎の引っ張りが冴え渡っている。天才的！
犯人の影や、磨き上げられた机やレコードに映る犯人の顔、窓ガラスに薄く映る犯人の決定的な動きなど反射の撮影も見事！！
冒頭に犯人の顔を見せてるのに、登場人物全員が胡散臭く、誰がヒーロー、ヒロインかですら最後付近になるまでわからんっていう。ラジオの犯罪番組をそれぞれ別の場所で聞く新たな三人の男の顔の登場にはほんとゾクゾクくる。
