日活ロマンポルノの中でも屈指の傑作ですね。
普通に青春映画として本当に心に響きます。
劣等感、焦燥感を募らせた鬱屈した青年と彼をからかうことしかできない令嬢の不器用すぎる恋愛。若さゆえに傷つけあうことしか出来なかった2人に涙が止まりませんでした。
中学3年のときに観たんですけど、共感しすぎて感動しましたね。
根岸吉太郎監督のスタイリッシュな画づくりと神波史男のハードタッチのシナリオがピタッとマッチ。傷だらけで破滅的ながら独特の浮遊感に満ちた極上の青春映画になりましたね。
日活ロマンポルノファンへの道はここから始まった!