一昔前だったらブックオフにわんさか売られていたDVD限定発売の実験コメディで、山下敦弘&向井康介コンビの真骨頂とも言えるフェイクドキュ。「演じる」こととは何かという考察でもある作品。
山下敦弘の初期作『ばかのハコ船』でお馴染みの山本剛史が怪人、船木テツヲを怪演。短編ながらクスッと笑えるエスプリに富んだ山下敦弘印のコメディ作品に仕上がっている。
DVD同時収録はやはり自主制作映画作りに翻弄される女流監督のドキュメンタリー『道〜子宮で映画を撮る女』。
こちらもヒステリックなワガママ女監督と対峙する制作スタッフの混乱を描いた奇妙な短編映画。どちらかと言うと純文学風な雰囲気でふざけた笑いは少なめ。
どちらも小品ながら気軽に観れる実験的コメディになっており、今ではレア・アイテム❓💿本作が気に入れば『学校の怪談・呪われた心霊フィルムめちゃ怖』もオススメ。