無茶苦茶な構成にも関わらず見入ってしまうのがツイ・ハーク監督の味。ジェット・リー主演で贈るワイヤー・アクションを駆使した歴史絵巻にして壮絶バトルもの。大人気ワンチャイシリーズ第二弾。
目まぐるしく動く映像と小刻みなカット割は凄まじいの一言で、ハリウッドも顔負けのセンスがある。所謂『ラストエンペラー』のような風格は0️⃣。ゲテモノ表現(失礼!)に徹するのが本作と言える。
ツイ・ハークの苛烈な映像表現がのちの弟子であるジョン・ウーに引き継がれるのだが、どうもタイプが似てるようで似てない二人。
大量の群衆モブと大掛かりなセット、美術などがどこを切っても香港映画という感じで観ていてワクワクさせられる映画本来のナマの味わいが捨てがたい超大作。些かご都合主義なラストもこの際許してあげよう‼️映画らしい「心」がある作品。