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トパーズの3のレビュー・感想・評価

トパーズ(1991年製作の映画)
5.0
わたし、女に生まれてよかった

彼を探してふらつく
白いワンピースに映える真っ黄色の高いヒールがふくよかな花瓶のようで、足首に巻きついたこれもまた真っ黄色で大ぶりのリボンが足を踏み出す度に膨らんで、
一緒に飲みたかったのかな、ワインの瓶が落ちて割れて、それでも拾いあげて歩く
なんて美しい.でも社会はこれを病気とみなして法律で裁こうとするの、女はいつまでも少女なのに
自身の中では丁寧に丁寧に、育て上げられていった少女性が、社会からはこうもあっけからんと扱われてしまうのかというギャップに、徐々にすり減られていく様、これは女の魅力だと思う。女でしかない魅力、捉えて作品にするのはやはり男が多いということに目を背けられない。女にしか分からない.でもそれになんでか目が離せずのめり込み執着する男の目があるから価値が生まれて、皮肉にも相互作用してでもだから私たち生きてるから救いかもしれない
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