じょせ

マザーのじょせのレビュー・感想・評価

マザー(2014年製作の映画)
4.0
楳図かずお監督作。びっくりするシーン、こわいシーンでいちいち「バーン!!」といったSEが律儀にかかるし、画面もテレビドラマのような明るさで露骨に低予算なのだが、レイアウトがばっちりなカットも多くそのあたりはさすがである。

片岡愛之助演じる楳図かずおを主人公に、楳図の母が今際の際に病床で見た夢を楳図に語ってきかせるのだが、その夢の通りに死んだはずの母が各所に現れ恐怖が巻き起こる病床の母に楳図が「次はどこへ?」と夢のなかで行脚の行先をたずねるのだが、母は「もちろんお前のところだよ!」といって絶命する。このシーンはこわい。

自伝でも語られる母の実話エピソードをもとに、こんな嫌な脚色が加える?と驚くが、そこに迫力がある。

ヒロイン役で編集者が出てきて、楳図はその子の名前を使った新作を描くのだが、そのヒロインの名前が「若草さくら」なのだった。せ、洗礼……。
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