ゴン吉

8月の家族たちのゴン吉のレビュー・感想・評価

8月の家族たち(2013年製作の映画)
3.9
父の葬儀のために集まった家族のすれ違いを描いたヒューマンドラマ。 
メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー、ジュリアンヌ・ニコルソン、マーゴ・マーティンデイル、クリス・クーパー、アビゲイル・ブレスリン、ジュリエット・ルイス、サム・シェパード、ベネディクト・カンバーバッチらが共演。 
原作はピュリッツァー賞とトニー賞を受賞したトレイシー・レッツの戯曲。  

40度を超える真夏のオクラホマの片田舎が舞台。父親(サム・シェパード)が突然失踪して自殺する。口腔癌で薬漬けの毒舌の母親(メリル・ストリープ)が住む家に、三姉妹をはじめとする親せき一同が集まる。長女バーバラ(ジュリア・ロバーツ)は浮気した夫(ユアン・マクレガー)と別居中で、反抗期の娘(アビゲイル・ブレスリン)がいる。一方、次女(ジュリアンヌ・ニコルソン)は従弟(ベネディクト・カンバーバッチ)と極秘交際中で、三女(ジュリエット・ルイス)は不審な男と婚約中。我儘で薬漬けの母親とその妹(マーゴ・マーティンデイル)や三人娘たちの考えや生き様がぶつかり合う…  

家族の仲が悪くて普段は集まることがなかった親戚一同が、父の失踪・葬儀を機に会することで、新たな軋轢が生じ、さらには信じられない秘密が暴露される。
これをきっかけに親戚一同がさらにバラバラになっていく展開が興味深い。
本音で話せるのが家族。とは言えそれが家族の絆を割くことも。
等身大の赤裸々な家族関係が描かれており興味深い。 

2024.2 NHK BSで鑑賞(プレミアムシネマ・字幕:松浦美奈)
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