【1970年頃、ポーランドで労働者の権利を訴え民主化に尽力した一労働者ワレサの伝記】
WWII後から続くソ連型社会主義で経済が停滞したポーランドを実際の映像を交えながら描く
ワレサ氏に関しては「大統領」より「議長」のイメージが強く、ポワロかマリオかワレサかってくらいインパクトのある風貌にカリスマ性を感じる
足を組みタバコを吸いながらドスの効いた声でワレサにインタビューをする女性、度々入るこの場面がなかなか良い
とても人に話を聞く態度ではないが、この女性はイタリアの著名ジャーナリストだとか
原動力は“怒り”と言い、逮捕歴を誇るワレサが、慣れた様子で収容される場面は不謹慎にも笑ってしまったけど、よくぞここまで無事で…👏
凛とした奥様の振る舞いも素晴らしい👏
揺れる手持ちカメラは臨場感はあるが、酔う
本作に出てくる労働組合“連帯”をテーマとした『U2』の曲が要所要所で流れる
この歌詞聞いたら、映画観なくてよくない?と思うくらい具体的な詩だった