風来のリヨナ

ヒックとドラゴン 聖地への冒険の風来のリヨナのレビュー・感想・評価

5.0
ナイト・フューリー絶対殺すマン

前作より1年後。島長を引き継いで、ハンターたちからの竜の解放を精力的に進めているヒック。とにかくハンターを襲撃して集めてを繰り返す内に、島の竜は完全に多すぎだし、逆にハンターに狙われ安い立場になって不安定。

そんな時に思い出したのは、父から聞いた世界の果て、”聖地” の伝説。そこに竜たちも連れて全員で移住しよう!大移住の始まり!…なんだけど、そこに真白な…”ナイト・フューリー”のメス個体。”ライト・フューリー”が出現…最強のハンターまで到来してどうなるの…みたいな。



スーパー楽しいドラゴンの第三弾!そして恐らく最終章。島民と竜の暮らしが安定してきたからこその棲み分けの必要性…そしてヒックにもトゥースにも家庭を持つ時が…といった離別に向けた展開が主軸のお話。

ヒックたちの鎧カッコいい…敵の切れ者感…竜の量…えっ…あの黒歴史っぽい短編回収してる…色々言いたいことはありますが、全体的に3Dアニメの粋を詰め込んでるというか…気合いの入り方が本当に尋常じゃなく、これ以上の表現は無理なんじゃないかと思わせる描写が隅から隅までビッシリ。いや〜凄い…凄すぎる…

凛々しくキュートなラメ入り白猫竜ライトちゃんと我らが黒猫竜の逢瀬シーンで息を飲むんですけど、それ以上に ”聖地” の美しさは…もう…言葉が出ない。みて…みて…

他にもアニメシリーズなど色々あるようですし、続編があるなら絶対劇場行きたいな〜とか薄っすら思ってましたが、この『ヒックとドラゴン』についてはここで終わりが良いな〜と思いましたね。有終の美!

個人的に気に入ったのは、ペンキ塗るとこの手元の細かさ、増え続けるカエル竜、最悪の生物ラフちゃんです。
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