Nao

未来を花束にしてのNaoのレビュー・感想・評価

未来を花束にして(2015年製作の映画)
4.2
20世紀初めのイギリス、女性の参政権獲得のためたたかう人たちを描いた話。
冒頭から
『女性に参政権は不要、参政権を認めれば彼女たちは次は議員、大臣、裁判官にまで手を出し始める』という発言で一気に暗い歴史を突きつけられた。
今は当たり前に女性の就く職が、当たり前に女性には務まらない職とされた時代
いつの時代も、人々の認識を変えるのはとても困難なことなのだと思う。
たたかう女性たちの中には、自分と家族を守るために抵抗を諦めた人たちもいたけれど、彼女たちの想いと払った犠牲が今の当たり前を作っているということを再確認した。

冒頭の『suffragette』が原題かなと思って調べたら『婦人参政権論者』という意味だった。非常に明快なタイトルじゃないか。なぜこんなふわっふわなタイトルに変えたんだ。あとティザーもなぜ胸から下切って背景淡い色にしたんだ。そう言うとこだぞまじで。
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