Rin

未来を花束にしてのRinのレビュー・感想・評価

未来を花束にして(2015年製作の映画)
3.5
3月8日の国際女性デーにちなみ
クリップしていたこの作品を。

女性には学ぶ機会も
離婚後の親権すらも持てない時代に
参政権を求めて立ち上がる女性たち。

最初は気弱そうな印象というか
人生を諦めていたような
どこか俯瞰的だったモードが
辛い思いをしつつ強くなっていく姿に
涙無くしては観られませんでした。

感情的になるからと女性を批判し
感情的に女性を扱う男性たちが
あまりにもクズすぎてイライラ。
それが罷り通っていた時代が
今となると現実とは思えない。
これが史実だなんて酷過ぎる。

邦題はそんな未来を見据えて
考えたのかもしれないけど
今を生きることに必死な
女性たちのストーリーなのに
邦題とジャケットに非常に違和感。

恥ずかしながら
日本での女性参政権が
認められたのがいつか知らず…
調べたら1945年。
男女雇用機会均等法が
制定されたのが1985年。
歴史は浅いなぁ…
男尊女卑がまだまだ残る日本
それがなくなる日はくるのかな…
そんなことを思った作品でした。
Rin

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