FukiIkeda

未来を花束にしてのFukiIkedaのレビュー・感想・評価

未来を花束にして(2015年製作の映画)
3.9
女性参政権を得るためにはここまで過酷な闘いがあったとは。
こんなにも多くのものを失って、奪われて、それでも果敢に挑んだ女性たち。
確かに、今まで差別の対象となっていた人々:有色人種、ゲイが権利を得るためには、いつだって暴力的な戦いがあって、女性が男性と対等になる為にも必要だった事に、結局、力をもってしないと、勝ち取る事ができないこの世界に、哀しくなる。
だって、同じ事をしても、失敗するとテロ・犯罪と呼ばれ、成功すると革命と呼ばれるのだから。
このやり方でないと、聞き入れてもらえないのなら、確かにテロというものはこの世の中からなくならないのかもしれない。
いつも思うけど、凄く危険な言葉だよね。
ただ犯罪として全てを一緒くたにせず、なぜそれが起きたか、本質を見なくてはならないんじゃないかと、いつも思うのです。

過激ではあるけれど、今の私たちの自由は彼女たちが命がけで貫いてくれた歴史の上に成り立っている。
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